
和歌山県からお越しいただきましたメルセデスベンツGクラスにお乗りのお客様です。
デビュー30周年を迎えた歴史あるGクラスですが、年式によっては純正スピーカーが寿命を迎えている車も少なくありません。
そんな中、純正スピーカーが鳴らなくなってしまったという事でご相談をお受けしました。
年式によってもスピーカーの設置位置がまちまちなGクラスですが、この車はキックパネルに10cm位のスピーカーが設置されていました。

車を本当に大事にされているお客様のご要望は、出来るだ外観の変更なしで音楽を楽しみたいという事で、純正位置にソニックデザインのスピーカーを取付するプランをご紹介しました。
上の写真の左が純正スピーカーです。そして、右が純正スピーカーと同じサイズで製作したF-77用バッフルです。
純正位置に無加工で取付出来るようにバッフルを製作いたしました。

MDFで純正スピーカーと同じ形のバッフルを製作し、スピーカーのところには金属ネットを貼り付け、スピーカーを保護します。
サランネットで仕上げました。

こんな感じの仕上がりになります。

ダッシュボード端にはF-77のツイーターを取り付けました。
非常に音離れの良いスピーカーですので、お世辞にも良い場所とは言えないキックパネルの取り付けでも、ダッシュ上にきれいにステージが広がります。

フロントスピーカーの交換だけでもかなりの効果が期待できますが、さらにサブウーハーをシート下に設置しました。
アルパインの小型パワードサブウーハーのSWE-1500です。
低域の厚みが増し、音楽に安定感が出るとともに、フロントスピーカーの負担も減り全体的に良い結果が期待できます。
見た目がほとんど変わらず、車にダメージを与えないトレードイン的な取付にも関わらず、ソニックデザインのスピーカーの高いポテンシャルを感じる事が出来るシステムになりました。
クリアで見通しの良い音が、ダッシュボード上にきれいに展開していました。
サウンド21 藤原